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沖縄ストーリーズ (ヴィレッジブックス+)
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| ジャンル: | 旅行,観光,トラベル,旅行ガイド,海外旅行,観光情報
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| 人気ランキング: | 161919 位
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| 発送可能時期: | 通常3〜5週間以内に発送
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| 参考価格: | ¥ 662 (消費税込)
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それぞれの沖縄
砂守さんの著書はいつも愛読している。
彼のつづる文章も写真同様文章にかかれる者たちや街の生活の匂い、温度を与えてくれる。
今回の著書もそうだ。
ハードカバー版刊行当時では現在はびこる「なんとなく沖縄移住」のはしりというべき危うげだったいっちゃんがこの文庫版刊行現在では故郷の福井に落ち着き、二児の母になっていたことに驚愕した。
故郷に根を下ろした彼女にとって沖縄への思いははどう変わっただろう。
そして今回の著書で特筆すべきは「たぼ美の話」。
上岡竜太郎が司会をしていた某番組で有名になった不美人ではあったが愛嬌とちゃめっ気に満ちていたたぼ美さん。
この著書で彼女が鬼籍に入っていたことを知り、うろたえ静かに泣いた。
あのテレビで見た陽気さと朗らかさしか知らなかった私にその裏の、女性に犯されたことがトラウマになった過去やテレビに出たことが裏目になり、親族から恥と言われ故郷への出入りを禁じられ、そして病により晩年は動作が緩慢になり、そして自宅であるアパートで一人ぼっちで死んだ悲しき性同一性障害者としてのたぼ美さんの姿がこの書は教えてくれた。
読み終わり、胸を引き裂かれるような重く苦しい余韻を感じながらもまた沖縄に思いを馳せる自分がいるのである。
観光だけでは見えない沖縄の光と闇、軽快さと重みの混濁がこの書にはある。
ソニーマガジンズ
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